フジ月9、西内まりや起用のワケ “攻めの姿勢”は吉と出るか
来年1月23日にスタートするフジテレビの月9ドラマ「突然ですが、明日結婚します」で、女優・歌手の西内まりや(22)が主演を務めることが16日、発表された。「5→9 ~私に恋したお坊さん~」(2015)、「CHANGE」(2008)なども手掛けてきた後藤博幸プロデューサーが、西内を起用した理由や、本作に懸ける思いを明かした。
本ドラマは、20~30代の女性を中心に人気を博しているコミック誌「プチコミック」(小学館)にて2014年5月号より連載スタートした宮園いづみの同名コミックが原作。「専業主婦になりたい女」と「絶対に結婚したくない男」が出会い、全く結婚に関する価値観が合わないものの強烈に惹かれ合い、複雑で滑稽でリアルな恋愛模様を繰り広げるラブストーリーだ。
後藤プロデューサーは「恋愛をしていない未婚者の割合(18~34歳)は女性で約60%、男性は約70%という最近のデータがありますが、その理由で最も多いのが『面倒だから』。また、『コスパが悪すぎるから結婚はしない』という意見がある一方で、『恋愛なんかすっ飛ばしてすぐにでも結婚したい。年齢、収入、見た目は問わず』という人もいます」と現代人の結婚事情について触れ、「こんなにも多様な恋愛観、結婚観にあふれている今だからこそ」の設定に魅力を感じ、本作を企画したと明かす。
結婚願望の強い主人公・高梨あすか役に、西内を起用した理由については「初めて原作を読んだ段階で、20代半ばにして、仕事もこなしかつ早く結婚して専業主婦になりたいと強く願う主人公像に西内さんが浮かんだのが一番」だといい、「月9ヒロインとして、新しい時代を予感させるという意味でも、西内さんにはビジュアル、お芝居、存在感など全てにおいて充分すぎる華があると思います」と期待を寄せた。
そんな西内の相手役で“嫌婚男子”の名波竜(ななみりゅう)役には、これが俳優デビューとなる人気ロックバンドflumpoolのボーカル・山村隆太(31)が抜てきされたが、そこには「今回は特に、月9ラブストーリーを担う男女二人のキャスティングは攻めの姿勢で臨みたいと思っていたところ、山村さんがお芝居に興味ありという噂を耳に。それを踏まえ、ライブでファンの心をわしづかみにする山村さんのボイスとキラースマイル、そして独特の色気に懸けてみたいと強く思いオファーしました」という理由があったようだ。
果たしてこの“攻めの姿勢”は吉と出るか、凶と出るか。後藤プロデューサーは「“結婚したい女”と“結婚したくない男”が究極に惹かれ合うという恋愛軸を中心に展開していく物語ですが、二人の周りには“結婚したい男”“結婚したくない女”“恋愛すっ飛ばし結婚を望む女”“恋愛したくない男”などさまざまな結婚観、恋愛観を持った魅力的なキャラクターが存在します。それぞれの思いが複雑に交錯する、明るくアップテンポなラブストーリーです。どうぞご期待ください」と自信をのぞかせた。(編集部・中山雄一朗)
ドラマ「突然ですが、明日結婚します」は2017年1月23日スタート 夜9時~9時54分放送(初回は15分拡大)