松方弘樹さんの死に北大路欣也ら沈痛…「さよならは言いたくない」
脳リンパ腫のため今月21日に亡くなった「名奉行 遠山の金さん」シリーズなどで知られる俳優の松方弘樹さん(本名:目黒浩樹)の訃報に、さまざまな著名人から追悼の声が相次いでいる。東映時代互いに二世俳優同士でライバル関係だった俳優の北大路欣也は所属事務所を通じて、「さよならは言いたくない、また会おう、弘樹」と哀悼の意を表した。
【写真】松方弘樹さんのプライベート 小沢仁志らと酒を酌み交わす笑顔の一枚
『仁義なき戦い』シリーズや『修羅の群れ』などで松方さんと共演してきた北大路。FAXでは「仕事への情熱、夢と冒険、エネルギッシュに前進し続けた姿に、わたしは心から敬愛する仲間の一人です」とコメントを寄せた。
また松方さんの主演作『恐竜を掘ろう』で監督デビューを果たした大和田伸也は、所属事務所を通じたFAX内で、彼が出演した「水戸黄門」の撮影前に起こった秘話や松方さんへの感謝の思いをつづっている。「初めて東映京都に行った際にスタッフやチャンバラの俳優さんたちに、口利きをしてくれていたので、とてもスムーズに親切にしていただいて楽しく格さんを演じることができました」「役者の先輩としても、いっぱい学ばせてもらいました。先輩 またあの人懐っこい、ステキな笑顔を見たかった。悔しいです。ありがとうございました」。
今朝取材陣に応じ松方さんの死を悼んだ盟友・梅宮辰夫の親戚でもある俳優の高橋克典は、ブログを通じて「辰夫叔父の甥ということで、いつも身内のように接していただきました。寂しいです。どうか安らかに。。。ご冥福をお祈りします」と追悼。俳優の小沢仁志は自身のブログを通じて「決して追い越せない人が旅立っちまった」と悲しみの胸中をのぞかせている。(濱島裕)