宮崎駿監督、新作長編アニメを制作!企画は昨年7月から
2013年9月に長編映画の引退を発表した宮崎駿監督が、長編アニメの制作に着手していることが明らかになった。現地時間23日に米ロサンゼルスで行われた第89回アカデミー賞長編アニメ映画賞のイベントでスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが発表した。
第89回アカデミー賞長編アニメ映画賞の候補作のクリエイターが登壇するイベント、「オスカーウィーク2017:アニメイテッド・フィーチャーズ」に登壇した鈴木。候補作である『レッドタートル ある島の物語』についてのトークをするなかで、話題は宮崎監督に切り替わり司会者から「次回作は?」と問われると、鈴木は少し躊躇しながら宮崎監督が長編アニメに着手していることを明かした。
鈴木は「忘れもしません。去年の7月1日に彼が企画書を持ってきました。長編映画です。で、彼が言い出したのが20分ぶんのストーリーボードを書くからこれが面白いか判断してほしいと。去年、それを読みました。すごく悩みました。内容はすごく面白かったんです。面白かったけれど、ここで僕が面白いと言えば僕の老後がなくなってしまう。心を鬼にして本人を前に言いました」と経緯を説明。宮崎監督は「今も一生懸命、東京でつくっています」という。(編集部・石井百合子)