オスカー司会者、幻のエンディング明かす
第89回アカデミー賞
第89回アカデミー賞授賞式で司会を務めたジミー・キンメルが27日(現地時間)に放送された自身のトーク番組「ジミー・キンメル・ライブ」で、作品賞の誤発表というまさかのハプニングを振り返りつつ、幻となったエンディングについて明かした。
この日の放送で「実は昨日オスカーの司会をやったんだ」と切り出したジミーは、「最後以外はすごく楽しかったよ」と笑いながら振り返る。封筒の間違いで『ラ・ラ・ランド』のタイトルが読み上げられ、同作のプロデューサーがスピーチを行っていたときは観客席にいたそうで、本来はマット・デイモンの横にジミーが座っているというのが授賞式のエンディングとなる予定だったと打ち明けた。
マットとジミーは宿敵同士(という設定)でこれまでも様々な場面でバトルを繰り広げており、授賞式のオープニングトークでもジミーが「わたしもこれまで問題を抱えてきた人と仲直りをしたいと思います」と話しつつ、マットの新作映画『グレートウォール』を馬鹿にして笑いを誘うなど授賞式を通じてマットをイジリ続けた。
この日の番組でも「どっちが(作品賞を)獲ったにしろ、マット・デイモンは負けたんだ」と言っていたジミーだけに、なにかとっておきの仕掛けを最後に用意していたかもしれない。しかし、実際は誰も想定していなかった事態にジミーが「この状況に責任を感じるよ」と謝って、ハリウッドの祭典は幕を下ろした。(編集部・海江田宗)