シャイア・ラブーフの反トランプアート 非公表の場所で形を変えて再開
2度の中止に追い込まれてしまった俳優シャイア・ラブーフによる反トランプのパフォーマンスアートが形を変えて再開されたが、場所は非公表となっている。
シャイアは1月20日(現地時間)、米ニューヨークのミュージアム・オブ・ムービング・イメージに、「He Will Not Divide Us (彼はわれわれを分裂させることはできない)」と書かれた壁を24時間ライブストリーミングするアートを設置。ドナルド・トランプ大統領の任期である4年間続けることになっていたが、展示の周辺で暴力事件が多発したことから美術館側が展示の中止を発表していた。
その後、シャイアと共作アーティスト、ルーク・ターナーとナスチャ・セード・ロンコはニューメキシコ州アルバカーキにある歴史的なエル・レイ劇場の外に、壁とカメラを設置し直し、新たにストリーミングを開始していたが、近くで発砲事件が起きたことで再び中止になっていた。
公式のウェブサイトによると、3月8日(現地時間)に展示は非公表の場所に設置し直されたそう。また、一般の人の声をライブストリーミングするのではなく、「He Will Not Divide Us (彼はわれわれを分裂させることはできない)」と書かれた旗を掲げ、その映像を流す形に変わっている。(澤田理沙)