独りぼっちの少年のもとに怪物がやってきた…号泣必至のダークファンタジー『怪物はささやく』6月日本公開
独りぼっちの少年と彼のもとにやってきた怪物の奇妙な交流を描き、世界の人々の涙腺を崩壊させたダークファンタジー映画『A Monster Calls』の邦題が『怪物はささやく』に決まり、6月9日より日本公開されることが明らかになった。同名ベストセラー小説に魅了された『パンズ・ラビリンス』のプロデューサーが『永遠のこどもたち』のJ・A・バヨナ監督とタッグを組み、スペイン版アカデミー賞というべきゴヤ賞で最多9部門受賞を果たした話題作だ。
主人公は、シングルマザーの母の病気は末期で、学校に行けばいじめられるという孤独な13歳のコナー。裏窓から教会の墓地が見える家に住み、毎夜悪夢にうなされている彼のもとに、ある夜、怪物がやって来て「今から、わたしはおまえに三つの“真実の物語”を話す。四つ目の物語は、おまえが話せ」と告げて……。コナーの抵抗など意にも介さず、怪物が夜ごと現れ“物語”の幕が上がるさまが、幻想的なアニメーション映像と共につづられる。
コナー役は『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』のルイス・マクドゥーガルが務め、母役は『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のフェリシティ・ジョーンズ、祖母役は『エイリアン』のシガーニー・ウィーヴァー、怪物の声&モーションキャプチャーを担当したのは『96時間』のリーアム・ニーソンと実力派が集結。怪物がやってきた理由、そして四つ目の物語とは何なのか、現実とファンタジーの狭間で揺れる少年の心の闇を描き出し、大人の心も激しく揺さぶる作品となっている。(編集部・市川遥)
映画『怪物はささやく』は6月9日よりTOHOシネマズみゆき座ほかにて全国公開