女性版『ゴーストバスターズ』キャスト、初代の続編制作に怒り
2020年のサマーシーズン公開が発表された、1980年代を代表する大ヒット映画『ゴーストバスターズ』シリーズの続編について、女性キャストを起用したリブート版に出演した女優のレスリー・ジョーンズが、Twitterで不快感を表明した。
『ゴーストバスターズ』は、ニューヨークを舞台に超常現象を専門とする研究者たちのゴースト退治ビジネスを描いたコメディー作品。リブート版は2016年に公開され、オリジナル版をベースにしながら、メインキャストにクリステン・ウィグ、メリッサ・マッカーシー、ケイト・マッキノンら人気女優を起用し、新たなゴーストバスターズの活躍を描いた。全世界における累計興行収入は2億2,000万ドル(約242億円)を突破している。(1ドル110円計算・Box Office Mojo 調べ)
レスリーは、4人目のメンバーであるパティ役で出演。リブート版を無視して、男性キャストが出演した初代の続きを作る決定に「ひどい侮辱だと思う」と怒り心頭の様子だ。「わたしたちは、いなかったことになるんだって。こういうこと、トランプがやりそうじゃない?(トランプの声で)“ゴーストバスターーーーーズはやり直した方がいい。男版の方がいいに決まってる。あの女どもはゴーストバスターーーーーズじゃない!”って言われてる感じで、本当にいまいましい」など不快感を表明している。
新作については、オリジナル版を手掛けたアイヴァン・ライトマンの息子ジェイソン・ライトマン監督がメガホンを取り脚本も担当。1984年公開の1作目と、続編『ゴーストバスターズ2』(1989)のその後を描いた物語になるという。ライトマン監督はリブート版をリスペクトしており、女性版ゴーストバスターズの物語をもっと観たいとしながらも、自らが手掛ける新作は初代『ゴーストバスターズ』の時系列に沿った作品になると Entertainment Weekly に語っている。
情報筋が Hollywood Reporter に語ったところでは、新作は、男性と女性が2人ずつ、計4人のティーンエイジャーにフォーカスした物語になるとのことだが、詳細については一切が不明となっている。編集部・入倉功一)