今夜放送!「ミステリと言う勿れ特別編」キャストは?
本日(9日)、フジテレビ・土曜プレミアム枠(21時~23時25分)で放送される「ミステリと言う勿れ特別編」。田村由美の累計発行部数1,800万部を突破する漫画を菅田将暉主演で実写化し、同局の2022年1月期・月曜9時枠で放送された連続ドラマのepisode1に一部新撮を加えたリブート版と、原作11巻の通称“タイムカプセル編”から成る本作。シリーズ初登場となる人気キャラクターの相良レンをはじめ、キャストを紹介します。
「ミステリと言う勿れ」は、天然パーマがトレードマークの大学生・久能整(くのう・ととのう)が、「僕は常々思ってるんですが……」から始まる膨大な知識と独自の価値観による持論で登場人物の悩みや難事件を解決していく物語。15日からは原作の通称“広島編”に基づく映画版が公開される。
「特別編」は、整の大学の同級生が遺体で発見され、整に殺人の疑いをかけられてしまうepisode1の事件に新たな視点を加え、原作ファンの間でも人気のキャラクター、相良レン(さがら・れん)との出会いのエピソードも描かれる。その後のエピソードとして、レンから日当1万円の奇妙なバイトに誘われた整が30年前に埋められたタイムカプセルを探し出す通称“タイムカプセル編”も展開する。
相良レンを演じるのは、朝ドラ「らんまん」の竹雄役も話題の志尊淳。レンは整と同じ東英大学の同級生で、天達春生(あまたつ・はるお/鈴木浩介)准教授ゼミの仲間。カチューシャでかき上げたヘアスタイルがトレードマークで、底抜けに明るい性格。誰にでも気さくに話しかけ自然と自分のペースに巻き込んでいく高いコミュニケーション力を持っている。一見チャラそうにも見えるが、物事をしっかり考え、的確に捉えることができる鋭い観察眼も持ち合わせている。
菅田と志尊は、菅田が主人公・赤場帝一を、志尊がその右腕・榊原光明を演じた映画『帝一の國』(2017)で初共演。古屋兎丸の漫画を原作にした同作は、名門校の生徒たちが生徒会長の座を賭けて壮絶な派閥闘争を繰り広げる学園モノで、光明は帝一をサポートする存在として描かれた。直情型の帝一と、かわいらしい光明の名コンビが話題を呼んだ。
整とレンが参加するバイトの主催者・坂巻洋子役に篠原涼子。バイト会場は数年前まで学校として使用されていたという旧校舎で、坂巻はこの建物を管理する財団の理事を務めている。坂巻は自己紹介を簡潔にすませると、肝心の仕事内容を説明する前に「バイト代1万円は全員に必ずお支払いします。今、帰られてもお渡しします」と淡々と話し整たちを驚かせる。なお、菅田と篠原は本作が初共演となる。
そして、坂巻の秘書・桐江役に塚地武雅(ドランクドラゴン)。坂巻とは対照的に、柔和で親しみやすい印象の人物。桐江は、体調が悪そうな坂巻を気遣うも怒鳴られるなど、何かにつけて坂巻に厳しく当たられる。それでも何も言い返さず寛容な態度を見せる桐江に対して、参加者たちは同情を寄せる。菅田と塚地のドラマ作品での共演は、菅田が主演を務めた「世にも奇妙な物語‘17春の特別編」の一編「カメレオン俳優」(2017)以来、約6年ぶり。
整、レンと共に、タイムカプセル探しに参加する尾形芽衣(おがた・めい)役に内田慈、鈴木(すずき)役に山脇辰哉。坂巻の高校生時代を、民放ドラマ初出演となる南琴奈が演じる。
大隣警察署の巡査・風呂光聖子(ふろみつ・せいこ)に伊藤沙莉、巡査・池本優人(いけもと・ゆうと)に尾上松也、警部・青砥成昭(あおと・なりあき)に筒井道隆、警部補・薮鑑造(やぶ・かんぞう)に遠藤憲一。(編集部・石井百合子)