エージェント・マロニー

家庭人で知られ、美術監督の奥さんとの仲も順風満帆のユアン・マクレガー。一見、誠実そうな印象だけど、意外と毒舌家で、過去には出演作『スター・ウォーズ』のファンを激怒させた経験も。そんなユアンが演じるのは、わたしの雇い主のケネス。甘~いルックスで優しそうに見えるけど、その裏の顔は謎だらけの要注意人物よ。

『SHAME -シェイム-』での全裸演技が、ジョージ・クルーニーを嫉妬させたといわれている、ハリウッド最強セクシー男マイケル・ファスベンダー。フリーのスパイ、ポール役としてわたしとコンビを組むの。目の前を下半身タオル姿でウロウロして、アピールが尋常じゃなかったわ。そのエロかっこ良さに普通の女子ならイチコロでしょうね。

セクシー妻、キャサリン・ゼタ・ジョーンズと結婚してセックス依存症を克服、夫婦愛で咽頭がんをも乗り越えたマイケル・ダグラス。そんな強じんな精神力の持ち主のダグラスが演じるのは、わたしに仕事を依頼する大物、コブレンツ。ただ者ではない政府の要人オーラが、ビシビシきてる。プライベート＆俳優どちらの顔も、ホント強そうな男だわ。

チャニング・テイタムは『G.I.ジョー』シリーズなど軍人役が似合う、アメリカで大人気のイケマッチョ。モテモテなのに、自身の出世作『ステップ・アップ』で共演のジェナ・ディーワンとの愛を成就させ、結婚したの。生真面目工作員のアーロンを演じていて、実直だけど、面白味がない感じが本人のキャラとかぶるわね。

『ポワゾン』で共演したアンジェリーナ・ジョリーとの仲を、年上妻メラニー・グリフィスに警戒されていたアントニオ・バンデラス。『スパイキッズ』のお父さんとしてもおなじみの彼だけど、ここではスパイを雇う側のロドリゴ役よ。ひげをたくわえて、かつてのセクシー＆マッチョな印象は一切、封印。でもオッサンだからって油断は禁物ね！

『タイタニック』などジェームズ・キャメロン作品の常連、ビル・パクストン。実は彼、『エイリアン』『ターミネーター』『プレデター』シリーズでタイトルロールと対峙（たいじ）しているつわものでもあるの。劇中でわたしが唯一、信じられる存在の父ジョンにふんしていて、今までもこれからも、絶対に敵に回したくない相手だわ。