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「光る君へ」道長を支える2人の男が注目の的に 「策士」「有能すぎる」

第19回「放たれた矢」より本田大輔演じる源俊賢
第19回「放たれた矢」より本田大輔演じる源俊賢 - (C)NHK

 吉高由里子が紫式部(まひろ)役で主演を務める大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合・日曜午後8時~ほか)の12日放送・第19回では、右大臣となった道長(柄本佑)を支える二人の“デキる男”が一躍注目を浴びると同時に、「御堂関白記」がXのトレンド入りした。

【画像】久々のF4集結!

 一条天皇(塩野瑛久)と道長の会話からスタートした第19回「放たれた矢」。一条天皇から関白になりたくない理由を問われた道長の清々しいまでに迷いのない回答が視聴者を魅了すると同時に、道長の側近としてめきめきと頭角を現す二人の男がいた。一人は、道長の妻・源明子(瀧内公美)の兄で、道長が参議へと抜擢した源俊賢(本田大輔)。道長に反発し、へそを曲げて参内しなくなった藤原伊周(三浦翔平)と隆家(竜星涼)兄弟に道長が頭を悩ませていたところ、俊賢は鮮やかな策であっという間に解決した。

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 「お前の妹は右大臣の妻であろう」と警戒する伊周に対し、俊賢は「わたしは源の再興のために右大臣様に近づいておりますだけで、道長さまに忠義だてしているわけではございませぬ」「内大臣様の方がお若くご聡明でいずれは高みにのぼられましょう。今宵は先々のためにまずは種をまいておこうと参じましてございます」とよいしょ。隆家は「ずうずうしい奴だなあ」などとぶつくさ言っていたが、俊賢は一歩も引かず「帝も内大臣様のことを案じられてございました」「右大臣様に対抗する力がなければ内裏の陣の定めも偏りなく働かぬと帝はお考えなのではありますまいか」と巧みな話術で伊周を魅了。俊賢はすぐさま道長に報告し、「ダメであれば…第二の手をうちます」と次の策まで視野に入れている様子だった。

 後日、兄弟はあっさり参内し、俊賢の頼れる男ぶりに道長のみならず視聴者も「めっちゃデキる人感」「有能すぎる」「グッジョブ!」「策士!」「演技派」と心をつかまれていた。

 前話・第18回では俊賢が明子に、関白の座はいらないという道長に対して「ただものではない」と絶賛する場面があったが、俊賢を演じる本田大輔は「まず道長という人物を知ろうと思ったとしても柄本佑という素晴らしい俳優の残像がずっと頭につき、僕の中では柄本佑さんが道長なんですね。彼のバックボーンもものすごいものがあるので、正直言って「ただものではない」と。彼が演じていらっしゃる道長に対して僕が言うセリフ「ただものではない」、これは僕が「こういうことを言いたかった」っていうのがあったので、ただものではない人に対して言えたことがとてもうれしかったですね」と道長、そして柄本佑にほれ込んでいる様子だ。

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渡辺大知演じる書の達人・藤原行成

 そしてもう一人の男が書の達人として知られ、蔵人頭となった藤原行成(渡辺大知)。藤原公任(町田啓太)の“適切な除目を行うにはおのおのの事情を知っておくべし、それには女性たちと密なつながりを持っている行成を使い、女性たちから知られたくない話を仕入れるべし”とのアドバイスをきっかけに、行成はその役目を担うことに。俊賢と同様、迅速に事を進めたうえに、証拠を残すことは危険として「心に留まったことだけ記録をつくってほしい」と慎重な姿勢を見せ、「わたしは毎朝、前日に起きたことを書き記します。そのことで覚える力も鍛えられます」と助言した。

 これまではおっとりとした性格ながら恋愛相談などで道長を感心させていた行成。公任によって明かされた行成が女性にモテるという事実に対する驚きのほか、行成が道長推しだったのは伏線だったと見る声などで盛り上がり、行成が道長に日記を勧める場面では「御堂関白記爆誕!」「御堂関白記のフラグか」といった声で沸いた。(石川友里恵)

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