ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK - The Touring Years (2016):映画短評
ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK - The Touring Years (2016)ライター2人の平均評価: 4.5
劇場限定!4Kリマスター編集”シェイ・スタジアム”に興奮
筆者はビートルズ後世代。
熱狂をリアルタイムで経験していない分、
ツアー映像を見て嬌声の凄さに驚愕。
メンバーが疲弊する程のブームを生んでしまったのが、
短命に終わったある種の不幸であったことを映し出している。
一方で、E・コステロに発言に、
とかく言われていた彼らの演奏技術を再評価する思い。
嬌声にPA技術も発達していない中「音が合ってんだよね」。皮肉かな?(苦笑)
でもリンゴいわく、ポールやジョンの頭や腰のフリを見て勘でリズムを刻んでいたらしい。
そんなエピソードを聞いた後でシェイ・スタジアムのライブを見ると感慨ひとしお。
劇場での、ドキュメンタリーとライブのセット鑑賞をオススメ。
天下無双の“LIVEバンド”ザ・ビートルズに大!満!足!
エピソード自体はよ~~く知っているのに、未公開映像がばんばん出てくるから、ビートルマニアの女子と一緒に失神するような至福感に包まれる。『A Hard Day’s Night』『Help!』と並ぶ多忙ソングがタイトルなだけに初期の熱狂の完全パック。高解像度リマスター&5.1chサラウンドの鮮明なカラー映像&音像によるライヴは悶絶! まるでタイムマシンの性能が一気にUPした感じ。
こうなるとリンゴのドラミングの凄さが明確にせり上がる。デビュー直前、彼の加入でバンドが完全無欠に至った事を改めて痛感、いや“体感”させられた。65.8.15のN.Y.シェイ・スタジアムLIVEは最高のボーナストラック!