バイバイマン (2017):映画短評
バイバイマン (2017)オカルトだが心理的にコワい
その名を口にした者の命を奪うというバイバイマンの設定は『キャンディマン』を思わせるが、超常ホラー・キャラとしてはユニーク。
バイバイマンに襲われる大学生3人のサバイバルがスリルの核となるが、バイバイマンのそれは恐れや嫉妬といった心の弱さにつけこみ、幻覚を見せて追い込むというもの。必然的に、心理スリラー的な味が濃くなり、オカルトの中にも現実性を宿す。
展開的にはイイ気になっている若者が次々と惨殺されるホラーの王道パターンだが、先が読めても乗せられるのは、そんな生々しさゆえかもしれない。製作費の3倍強の全米興収を計上しているので、続編製作も有りうる!?
この短評にはネタバレを含んでいます