ナチス・バスターズ (2020):映画短評
ナチス・バスターズ (2020)タランティーノ風バイオレンス満載のロシア産戦争アクション
第二次世界大戦下の酷寒ロシア、本隊からはぐれたソヴィエト兵の集団がとある村に立ち寄ったところ、運の悪いことにナチス・ドイツの軍隊に取り囲まれてしまうのだが、そこへドイツ兵から「赤い亡霊」と恐れられる謎の狙撃兵が現れ、鬼畜ナチスどもを片っ端から血祭りにあげていく。基本的にロシア国民のナショナリズムを煽る愛国プロパガンダ映画なのだが、マカロニ・ウエスタン風…というよりもクエンティン・タランティーノ風のクレイジーなノリは意外と楽しく、まるっきりモリコーネな音楽スコアにもニンマリとさせられる。そういう意味で、よく出来たプロパガンダ映画と言えるかもしれない。
この短評にはネタバレを含んでいます