告白、あるいは完璧な弁護 (2022):映画短評
告白、あるいは完璧な弁護 (2022)見るもの聞くもの全てを鵜呑みにしてはいけない!
主人公は愛人殺しの容疑で逮捕・起訴されたIT企業の青年社長と、100%の確率で無罪を勝ち取るベテランの辣腕女性弁護士。湖畔の別荘に弁護士を招いた社長は、事件のあらましを詳しく説明して弁護を依頼するのだが、しかし彼が関わったと思しき「もうひとつの事件」の疑惑が浮上し、やがて思いがけない真実が明らかとなる。ネタバレ要注意なので、あまり詳しく述べられないのは歯がゆいところだが、それにしてもまあ、細部まで伏線を張り巡らせながら、観客の目を欺いていく脚本の緻密さはなかなかのもの。とりあえず、映画の中で見るもの聞くもの全てを疑ってかかった方がよろしいでしょう。しかも、最後の最後まで気を抜けない!
この短評にはネタバレを含んでいます