悪魔と夜ふかし (2023):映画短評
悪魔と夜ふかし (2023)"発見された映像”に'70年代オマージュとヒネリが大盛り
番組視聴率のために魂を売った人々は悪魔の同類だが、悪魔はその上を行く。ホラー映画の定番「発見された映像モノ」に、ヒネリ技が大盛り。1977年の生放送トークショー番組の降霊術の収録映像という設定で、70年代のホラー映画やTV業界映画へのオマージュが満載。収録が進むにつれて、出演者たちの意外な素性や人間関係が明らかになっていく。監督・脚本はオーストラリア出身のコリン&キャメロン・ケアンズ兄弟だ。
司会者役で主演する『ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結』のポルカドットマン、デヴィッド・ダストマルチャンが、本作に惚れ込んで製作にも参加。この俳優ならではの怪しい気配を楽しそうに演じている。
この短評にはネタバレを含んでいます