ロブ・ライナー監督、メル・ギブソンの謝罪は足りない?
メル・ギブソンが飲酒運転で逮捕された際、反ユダヤ主義的な発言をしたことについて、ユダヤ人であるロブ・ライナー監督が、謝罪は十分ではない、と語っている。ライナー監督は、APラジオの中で、2004年のギブソン監督作『パッション』について「反ユダヤ主義を反映している」とコメント。『パッション』は、ユダヤ人の描かれ方について批判が上がったが、ライナー監督は「彼が、この作品に自分の考えが反映されていると理解して、それを悪かったと思うようになれば、それが和解のはじまり」と語った。さらにライナー監督は、「言葉の謝罪の問題ではない。彼は、なぜ自分が反ユダヤ思想を持ち、その感情がどこから来るのか、自らの魂を探るべきなんだ」と語った。[8月26日 ロサンゼルス]