ジョージ・クルーニーの知られざる苦労人生!「多くの仕事をクビになった」
17日、ローマ映画祭のコンペ部門に出品している『UP IN THE AIR』(原題)のヨーロッパ・プレミアがイタリアのサンタ・セシリア劇場で行われ、主演のジョージ・クルーニーがうわさの恋人を引き連れて登場した。
プレミアのレッドカーペットにはクルーニーのほか、本作で監督脚本を務めるジェイソン・ライトマン監督が出席。ジョージは、第53回ロンドン映画祭のレッドカーペットでも同伴した、イタリア人モデルで女優のエリザベッタ・カナリスを連れてファンを魅了。本作で企業の敏腕リストラ宣告人を演じたクルーニーだが、「僕も今のように活躍できるようになる前は、長く職につけない時代を過ごした。これまで保険の営業マンや婦人靴の販売、ありとあらゆる仕事を経験したよ。そして多くの仕事をクビになった」と現在の栄光の陰にある、知られざる苦労エピソードを語った。
本作の撮影は、現在多くの失業者が出ているデトロイトで敢行。ライトマン監督は、実際に職を失った人たちを出演させるなど、作品にリアリティーを求めた。そのこだわりが実を結び、本映画祭では最優秀作品賞にノミネート。今後の動向に注目が集まっている。
『UP IN THE AIR』(原題)は、年間出張322日、バックパックに入らない人生の荷物はいっさい背負わないリストラ宣告人のライアン・ビンガム(クルーニー)が、思わぬ出会いによって人を切ることではなく、繋がることの大切さに気づいていく姿を描いた感動のドラマ。
映画『UP IN THE AIR』(原題)は2010年春、TOHOシネマズ シャンテほかにて全国公開予定