小雪と黒谷友香がホンネをポロリ!デートで食事代を払うのは彼と自分どっち?
映画『椿三十郎』などの森田芳光監督が13年ぶりにオリジナル脚本で挑んだ映画『わたし出すわ』で、莫大(ばくだい)な資金を友人たちに手渡すという謎めいたヒロイン・摩耶を演じた小雪と、その好意を受け取ってしまう同級生のサキを演じた黒谷友香が、本作の撮影秘話や自分流のお金の使い方について語ってくれた。
本作は、突然帰郷したヒロインの摩耶(小雪)が、高校時代の友人たちの夢や希望を実現させるために大金を差し出すという大人向けファンタジーが展開するも、現代生活に欠かせないお金の価値や使い方を問いかける人間ドラマ。映画『間宮兄弟』『椿三十郎』などのベテラン、森田監督が映画『(ハル)』以来、13年ぶりにオリジナル脚本で挑んだ意欲作だ。
友人に大金を渡すという奇想天外なストーリーにちなんで、もし大金が手に入ったら何に使うか二人に聞いたところ「わたしはガーデニングが趣味なので、木を買いたいですね。あと、乗馬をもう10年ぐらいやっているので、馬も欲しいんですよ。オリンピックに出場したような馬だとやはり1億円ぐらいするんですよ」とちゃめっ気たっぷりに語る黒谷に対して「オリンピックに出場した馬を買いたいの(笑)?」とすかさず突っ込む小雪。そんな小雪は「わたしは3億円だったらまず親に家を買って、あと残りは寄付するかな。なんだかそういう風に手に入れたお金は、きれいさっぱり使い切ってしまうのがいいかなと思って」ときっぱり。まるで劇中のサキと摩耶のような掛け合いを見せた。
そんな二人のお金の使い方はさらに異なり、デートでの食事代は自分が出すときもあれば、相手に払ってもらうこともあるという黒谷に対し、「わたしは出さないなあ」と黒谷を見ながら驚いた表情で答える小雪。加えて「普通デート代って男の人が払うものじゃないんですか? もちろん友だちだったらまた話は別ですけどね」と小雪流デートでの鉄則を述べた。
インタビュー中、まるで本当の同級生のように仲の良い様子を見せてくれた二人。撮影中は一緒に函館ツアーに出掛けたときの思い出を語るなど、終始和やかな空気が漂っていた。最後に二人にズバリお金とは何か聞いてみると「使い方ひとつで変わってくるもの」と思慮深く答えてくれた。そんな美女二人が、とことんまでお金や人生について探求した本作を観ながら、たまにはじっくりと自分の人生について思いを巡らせてみるのもいいかもしれない。
映画『わたし出すわ』は10月31日より、恵比寿ガーデンシネマ、新宿バルト9ほかにて全国公開