市川実日子、舞台あいさつで歌う!「変で、不思議な人」と共演者が印象を語る
12日、『かもめ食堂』の荻上直子監督最新作『レンタネコ』の舞台あいさつが都内にて行われ、主演の市川実日子、共演の草村礼子、光石研、山田真歩、そして荻上直子監督が登壇し、それぞれが初日を迎えた喜びを語った。同作はベルリン国際映画祭など、海外映画祭に多数出品が決定している。
共演者たちから「変で、不思議な人」と印象を語られた市川は、「レンタ~ネコ……」と歌いながらのあいさつで、不思議ワールド満開。映画『めがね』以来2度目のタッグとなる荻上監督について、「現場ではいつも通り、感覚のキャッチボールをしながら演じていました」と振り返ると「見終わった後に、自分の心を振り返るきっかけになれたらうれしく思います」と作品をアピールしていた。
そんな市川の「ユニークな部分を前面に引き出したい」と演出していたという荻上監督は、この日は登壇しなかった出演者の田中圭について「目をあわせられないほどかっこいい人! 勘も良くて、すてきな役者さん。一緒に飲みたいな!」と熱い思い入れを口にした。小林克也については「アイデアマン! 歌うシーンもアドリブ」と明かしていた。
本作は、心寂しい人たちと猫との出会いを手伝う女性・サヨコと、彼女が出会う人々の物語。荻上監督作品ならではの不思議な世界観が心地良い作品に仕上がっている。(取材・文:福住佐知子)
映画『レンタネコ』は公開中