パクリか?販売戦略か?ピクサー最新作『メリダ』とタイトルがほぼ同じアニメがDVDリリース!
まもなく全米公開されるディズニー / ピクサー最新作の映画『メリダとおそろしの森』(原題「ブレイブ / Brave」)に酷似した映画が北米でDVDリリースされることが話題になっている。その名も『キアラ・ザ・ブレイブ(原題) / Kiara the Brave』というアニメーション作品だ。
映画『メリダとおそろしの森』は、ピクサー初の女性主人公である王女メリダが家族のため、そして王国のために奮闘するアドベンチャー。鮮やかな赤毛をなびかせながら、弓を武器に馬にまたがるメリダは、まさに男勝りという表現がぴったりのヒロインだ。
一方、『キアラ・ザ・ブレイブ(原題)』のDVDジャケットに描かれているのは同じく赤毛で、腰に剣を差した王女キアラ。気になるストーリーも、兄弟の策略により投獄されてしまった父王と王国を救うため、キアラが冒険を繰り広げるというものとなっている。
実は、『キアラ・ザ・ブレイブ(原題)』は2011年に発表されたインドのアニメーション映画『スーパー・K(原題) / Super K』のスピンオフ。だが、キャラクターデザイン、そしてストーリーが酷似しているのはもちろん、DVDの発売日が『メリダとおそろしの森』の全米公開日の直前ということで、大きな話題に。The Wrap Moviesによると、ディズニーのスポークスマンはこの件についてのコメントを拒み、『キアラ・ザ・ブレイブ(原題)』のスタジオであるPhase 4 Filmsは問い合わせにも沈黙を守ったままだという。
今回のように、大手スタジオ作品にタイトルを似せる手法は過去にもあり、ドリームワークスのアニメーション映画『カンフー・パンダ』がヒットした後には『チョップ・キック・パンダ(原題) / Chop Kick Panda』という作品が発表されたこともあった。(編集部・福田麗)