『バイオハザードV』がシリーズ最高のヒットを爆走中!興行収入では『踊る』超え!
現在、上映中のミラ・ジョヴォヴィッチ主演映画『バイオハザードV:リトリビューション』がシリーズ最高興収を狙える大ヒットを記録しており、新作ゲーム、CGアニメの発表と相まって世界中が「バイオ」に熱狂している。
女性ヒロインを主人公にしたシリーズが5作以上制作されるのは、アクション映画史上でもかなり珍しい。「原作となったゲーム版の発祥の地だから」という理由を抜きにしても、日本人の『バイオハザード』好きは特筆すべきものがある。2002年の1作目の最終興収23億円を筆頭に、2004年の2作目が27億円、2007年の3作目が28億5,000万円、2010年の4作目が47億円。まさにミラ演じるヒロインのアリスがどんどんパワーアップしていくにつれて、その興収も右肩上がりとなった。(日本映画製作者連盟の集計より)
今月14日からは待望のシリーズ最新作が公開。『バイオハザード』の歴史は10年を誇るが、最新作となる本作の初日興収がシリーズ最高興収を記録するなど、好調なスタートを切っている。さらに公開2週目にして早くも累計動員100万人、累計興収20億円を突破。興行通信社発表の国内動員ランキングでは、映画『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』に続く2位を2週連続でキープしている本作だが、興収別に集計した興行収入ランキングでは『踊る~』を抜いて2週連続で首位を独走中である。
もちろんアメリカのボックスオフィスでも本作は初登場ナンバー1を記録。さらに北米を除くインターナショナルでも2週連続1位を激走中。その人気を受けて、アメリカのファンサイトでは、一般のファンが作成した本物顔負けのポスターが登場。その丁寧な仕事ぶりとクオリティーの高さからも、本シリーズが世界中のファンから深く愛されていることが見てとれる。
10月4日には、ゲーム版最新作「バイオハザード6」が発売。さらに10月27日にはフルCGアニメ第2弾『バイオハザード ダムネーション』も公開される。まさに『バイオハザード』旋風が巻き起こっている中、ヒット街道をひた走る『バイオハザードV:リトリビューション』。シリーズ最高興収に向けてどれだけ数字を伸ばすのか、注目したい。(取材・文:壬生智裕)
映画『バイオハザードV:リトリビューション』は全国公開中