ブルース・ウィリスの来日がキャンセル 『ダイ・ハード』製作遅れが原因
大人気シリーズ第5弾『ダイ・ハード/ラスト・デイ』を引っ提げ日本に降り立つはずだった、俳優ブルース・ウィリスの来日がキャンセルとなった。作品の製作が遅れ、ワールド・キャンペーンの規模が縮小されたためだという。
本作は、ブルースふんする不死身の刑事ジョン・マクレーンの活躍を描く大ヒットアクション最新作。2月の公開に先駆けブルースは、およそ6年ぶりに来日を果たし、六本木で開催されるジャパンプレミアに出席する予定だったが、スケジュールの都合により来日は中止となってなってしまった。
中止の直接の原因は、『ラスト・デイ』の製作遅延。配給会社などによると本作は、昨年、撮影に使用する予定だったセットが火災で全焼したことなどから、製作に遅れが発生。日米共に2月14日の公開を予定しているが、完成は1月末を見込むギリギリのスケジュールとなっており、監督・キャストらが全世界をめぐるワールド・キャンペーンの規模が大幅に縮小されてしまったのだという。
そのため、1月20日の時点でキャンペーンが行われるのは、アメリカ、イギリス、フランス、そしてブルースの出身国ドイツのみになることがすでに決定。日本だけでなく、アジア圏におけるプロモーションが全てキャンセルとなってしまったようだ。
シリーズの代名詞ともいえる大爆発をテーマに、燃え上がる炎の中ブルースが登場する演出も用意されていたという今回の来日キャンペーン。それだけに、マクレーンとして登場するブルースの勇姿を心待ちにしていたファンの落胆の大きさは計り知れない。せめて完成した作品が、ファンのショックを吹き飛ばすほどのクオリティーに仕上がっていることを祈りつつ、公開を待ちたい。(編集部・入倉功一)
映画『ダイ・ハード/ラスト・デイ』は2013年2月14日より全国公開