志村けん&ビートたけしの美談はデマ…グレート義太夫が否定
インターネットを中心に広まっている「志村けんとビートたけしの美談」について、たけし軍団のグレート義太夫が否定している。
「志村けんとビートたけしの美談」とは、1986年のフライデー襲撃事件の直後、ビートたけしが謹慎していた間、たけしの家族とたけし軍団の生活費の面倒を志村けんが見ていたというもの。ビートたけしの著書が出典とされており、志村の負担額は3億円にも上ったとのこと。当時二人は「加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ」と「オレたちひょうきん族」で視聴率を争うライバル関係だったにもかかわらず支援した“いい話”として、Facebook上で急速に広まっていた。11日午前10時現在、すでに13万人以上が「いいね!」を付けている。
だが、たけし軍団の一員として事件に関わったグレート義太夫は、この件についてツイッターで「FBで、エラい勢いで広まってる『志村さんと殿の美談』」と言及すると「当事者として言わせてもらうと『初耳』そう言う事実は無かったと思うよ、誰が流行らせたんだか…」と否定。困惑した様子を見せている。
「ね~、そんな『直接的な支援』しもされも普通しないよね。あれから30年、そんな話し1度も聞いた事無いもの…」(原文ママ)とつづったグレート義太夫は、続けて「何かね、FBに『それ、ウソですよ!』なんて書くのも野暮ったいと思ったんだけど、黙ってる訳にも行かなくてさ、つい…」とわざわざ言及した理由を明かしている。
もともと上記の美談は、インターネット掲示板で出回っていたもの。当時から「ねつ造ではないか?」という声があったが、当事者の一人であるグレート義太夫が表立って否定したことで、今後は数あるインターネット上の伝説の一つとして扱われることになりそうだ。(編集部・福田麗)