重要無形文化財保持者・竹本喜太夫さんが死去 海老蔵が追悼
1997年に重要無形文化財(総合認定)保持者に認定された竹本喜太夫さんが7日、死去した。74歳。死の当日まで同じ舞台に立っていたという市川海老蔵はオフィシャルブログで訃報を伝えるとともに、「言葉にならない」と心境を吐露した。
海老蔵は8日昼、「竹本喜太夫さん」と題したブログ記事で、「訃報です。昨日までご一緒に舞台に立っていた竹本喜太夫さんが昨夜突然お亡くなりになりました」と伝えた。
「昨日までご一緒でした。御殿でご一緒でした。いつも通り素晴らしいお声で…言葉にならない」と死の当日まで共演していたことを明かすと「黙祷をささげます。ご冥福をお祈りいたします」とその死を悼んだ。
義太夫演奏者の竹本喜太夫さんは、1977年に「竹本喜太夫」を名乗り、歌舞伎座で初舞台。その後はアメリカ歌舞伎公演などにも参加し、1997年には重要無形文化財保持者(総合認定)に認定。昨年には文化庁長官表彰を受けている。(編集部・福田麗)