タランティーノ、次作は妻殺害容疑の俳優ロバート・ブレイクが題材?
クエンティン・タランティーノ監督は先日、企画していた新作西部劇『ザ・ヘイトフル・エイト(原題) / The Hateful Eight』の脚本が流失したため制作中止を明らかにしたが、新たに俳優ロバート・ブレイクが妻の殺害容疑をかけられた事件を基に、刑務所を舞台にした映画を製作することに興味を示していることがわかった。Wrapなど複数メディアが報じている。
ブレイクは、作家トルーマン・カポーティ原作の映画『冷血』、ロバート・レッドフォードと共演した『雨のニューオリンズ』『夕陽に向かって走れ』、そしてテレビシリーズ「刑事バレッタ」などで名をはせた俳優だったが、2001年に妻ボニー・リー・ベイクレイの射殺容疑で逮捕され、最終的には証拠不十分として裁判で無罪となり大きな話題となった。
70mmフィルムで撮影予定だった『ザ・ヘイトフル・エイト(原題)』の製作中止はファンにとって残念なことだが、タランティーノの次作に期待したい。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)