伝説のドキュメンタリー『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』が7月リバイバル上映
8月1日に新作ドキュメンタリー『セバスチャン・サルガド/地球へのラブレター』が公開されるドイツの名匠ヴィム・ヴェンダース監督。同作の公開を記念し、彼の大ヒット・ドキュメンタリー『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』が7月末よりリバイバル上映される。
本作は、キューバ音楽に心酔したヴェンダース監督と米ロック界の名ギタリスト、ライ・クーダーが『パリ、テキサス』(1984)、『エンド・オブ・バイオレンス』(1997)に続いてタッグを組んだ音楽ドキュメンタリー。第72回アカデミー賞の長編ドキュメンタリー映画部門にノミネートされ、日本でも約7か月間に及ぶロングランヒットを記録した。
クーダーが、敬愛するキューバ音楽界の古老たちとともにつくり上げたアルバム「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」は、世界中でヒットを飛ばし、1997年のグラミー賞に輝いた。1998年、ヴェンダース監督はクーダー、撮影クルーを率いてキューバを訪れ、ハバナの街並み、アムステルダムでのコンサート、ニューヨークのカーネギーホールでの歴史的ステージも加えて、「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」に参加したキューバ・ミュージシャンたちの演奏を彼らの人生とともに映し出した。
2000年に公開されてから15年。ヴェンダース監督の記念碑的な一作でもある本作をスクリーンで観られる貴重な機会となった。(編集部・石井百合子)
映画『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』は、7月25日~8月14日、Bunkamura ル・シネマにて上映