『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』がもっと楽しめるトリビア(2/2)
今週のクローズアップ
※以下、映画ラストに触れています※
■エンドロールにインディがいない理由
エンドロールのみんなが手を振るシーンにインディは登場しません。それは、山本監督のなかでここは「写真を撮っているのがインディ」という設定であるため。さらに、もう一つの理由があります。実はこの部分は何万人もがプレイしている公開サーバーで撮影されたそうで、手を振っているのは全員実際のプレイヤー。そのため、山本監督はここで画面に登場するのはプレイヤーだけであることにこだわりました。「インディって実際には撮影用に作られたキャラクターじゃないですか。本当のゲームのプレイヤーたちの、最後のカーテンコールという意味があります」(山本監督)
■ラストシーンは実際のゲームと奇跡の一致!
映画のラストでは、かつてファイナルファンタジーIIIを一緒にクリアできなかったマイディーとインディが、ファイナルファンタジーXIVの世界を共に冒険してクリスタルタワーに挑むところで幕を閉じます。なんと、このクリスタルタワーに向かうくだりは、2019年3月26日に公開された「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター」のメインストーリーのラストと同じ。しかもこれはまったくの偶然で、ゲーム側のラストシーンが公開されてからそれを知った山本監督と原作者のマイディーは「絶対知らされてたと思われる」とひやひやしたそう。
さらに、映画公開から1週間後にあたる6月28日には最新拡張パッケージ「漆黒のヴィランズ」のアーリーアクセスが開始となるので、映画を観た後にゲームをするとまるで映画の続きを一緒に冒険しているかのような気分を味わうことができます。
(C) 2019「劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」製作委員会 (C) マイディー/スクウェア・エニックス