ヴェネチアで金獅子賞を受賞した『ザ・レスラー』、トロント映画祭で配給をめぐる徹夜の競り合い
ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞したダーレン・アロノフスキー監督の映画『ザ・レスラー』(原題)が、トロント国際映画祭の夜を熱くした。アメリカでの配給権利の獲得で大人気だったのは、ミッキー・ローク主演の『ザ・レスラー』(原題)だ。すでに金獅子賞を獲得しているため大手配給会社がこぞって入札。E!オンラインによるとソニー・ピクチャーズ、ライオンズ・ゲート、ワインスティーン&Co.などが入札をし、競り合いは夜通し続いたらしいが、最終的にはフォックス・サーチライトが推定400万ドル(約4億円)から500万ドル(約5億円)でアメリカでの配給権を手に入れたと報じられている。
映画祭で上映される作品は、配給してくれる会社を探すために来ている場合も多い。例えばジェニファー・アニストン主演のロマンチック・コメディー映画『マネージメント』(原題)などは、まだオファーがないらしいが閉幕までには決まるだろうといわれている。