ヒーロー映画って面白い?『インデペンデンス・デイ』監督が痛烈批判
大ヒットSF映画『インデペンデンス・デイ』のローランド・エメリッヒ監督が、昨今流行しているスーパーヒーロー映画に対して、痛烈な言葉を浴びせた。
『デイ・アフター・トゥモロー』『2012』『ホワイトハウス・ダウン』など、ディザスター大作やアクション映画の旗手として広く知られるエメリッヒ監督。しかし、今やハリウッドを席巻すると言っても過言ではない、スーパーヒーローが活躍するアメコミ映画は、自分の作風と大きくかけはなれていると考えているようだ。
The Guardian のインタビューでエメリッヒ監督は、「僕の映画は、ヒーローとは程遠い人たちを描いている。ほとんどのマーベル映画は、おかしなスーツを着て走り回る人々が登場するけど、僕はマントを着けた奴らは好きじゃないね」と批判を展開。さらに「スーパーヒーローのスーツを身に着けて空を飛ぶなんて、全くバカげている。僕には理解できないよ。多分、僕が(アメリカ生まれではなく)ドイツで育ったからそう感じるのかもね」と続け、ヒーロー映画には全く興味がないと明かした。
エメリッヒ監督は、『インデペンデンス・デイ』の続編『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』(7月9日)の公開が間近。前作では、ジェフ・ゴールドブラム演じるケーブルテレビの技師デイヴィッドなど、まさに普通の人々がエイリアンの侵略に立ち向かう姿も描かれたが、本作ではどんなキャラクターが活躍するのか。気になるところだ。(編集部・入倉功一)