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梅沢富美男『孤狼の血』松坂桃李を絶賛!「出たかった」とぼやき節も

梅沢富美男
梅沢富美男

 俳優の梅沢富美男が18日、新宿バルト9で行なわれた映画『孤狼の血』新宿歌舞伎町・二丁目連合試写会に出席。本作を観た梅沢は「本当に痛快でいい映画。特に松坂(桃李)くんはよくやった。300年に一人の役者と言われた俺が認める。この映画は彼を使ったことが大ヒットだよ」と絶賛していた。

【写真】『孤狼の血』の松坂桃李

 本作は、柚月裕子原作の同名小説を、映画『凶悪』の白石和彌監督で映画化。昭和63年、暴力団対策法成立直前の広島を舞台に、警察、やくざ、そして女たちによる生き残りをかけたハードな戦いを描く。

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 松坂は、今作でエリート新人刑事・日岡秀一を演じているが、梅沢は「もちろん役所広司くんはすばらしいけれど」と前置きしつつ「二枚目であり、前半は役所くんにうまく食われているんだけれど、後半だんだん変わってくる。その演技をちゃんとやった。若い割にいい芝居をする。気に入った」と賛辞を続ける。

 しかし「唯一気に入らないところがある」と顔をしかめると「なんで俺を出さないんだよ。俺が出ていれば、30倍はよくなった」と豪語。「お忙しくて時間がないのではないですか?」と声が掛かると「この映画だったら出るよ。くだらない番組よりはいいでしょ。最近、俺のことお笑いタレントだと思っている人が多いみたいだけれど、俺は役者だからね」とぼやき節を披露していた。

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 この日は新宿歌舞伎町、二丁目で働く人々を招いての試写会だったのだが、梅沢は「昭和の役者はいまと違った。役者というのは浮き世ばなれした別の生き物だという認識だった。だからこそいい演技ができた。よく遊んだしね」と懐かしそうに語ると「いまはマスコミの目もあって、どんどん小さくなっちゃう。そういうのをハネのけるような俳優が出てきたらいいんだけれどね」と苦笑いを浮かべていた。(取材・文:磯部正和)

映画『孤狼の血』は5月12日より全国公開

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