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キャプテン・マーベル、典型的なヒーロー誕生劇からの脱却ねらう

キャプテン・マーベル役のブリー・ラーソン
キャプテン・マーベル役のブリー・ラーソン - Steve Granitz / WireImage / Gettty Images

 マーベルスタジオ初となる、女性ヒーローが主役の映画『キャプテン・マーベル(原題) / Captain Marvel』は、他のマーベル映画にはない独特な切り口でヒーロー誕生が描かれるという。製作総指揮のネイト・ムーアがCINEMABLENDのインタビューで語った。

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 本作は、2種族のエイリアン間の銀河戦争に巻き込まれていた1990年代の地球が舞台。ある事故でDNAがエイリアンのものと融合し、スーパーパワーを得た米軍パイロットのキャロル・ダンバース=キャプテン・マーベルの姿を描く。主人公キャロル・ダンバースを演じるのは『ルーム』のブリー・ラーソン。若かりし頃のニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)や、国際平和維持組織シールド(S.H.I.E.L.D.)のフィル・コールソン(クラーク・グレッグ)らが登場する。

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 マーベルスタジオは、過去10年間で『アイアンマン』『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』『ドクター・ストレンジ』など、多くのヒーロー誕生物語を描いてきた。同サイトのインタビューでネイトは、そうしたオリジンストーリーについて「物語の序盤でキャラクターを登場させて、彼らが問題を抱えていることを描きます。序盤の最後にスーパーパワーを手にして、中盤でその力を学ぶ。そして、物語の終盤で同じ力を持つ悪役と戦うんです」と分析する。

 そして「ヒーローのオリジンストーリーを描く映画は、もはや観客が(展開を)予想できてしまう構成になっていると思うんです。私たちはどのやってその構成から離れるかについて話し合っています」とストーリーに言及。「本作では、典型的なヒーロー誕生劇ではない新たな構成に出会えたと思っています」とキャプテン・マーベル誕生の物語は、前例がないストーリー展開となることをほのめかした。

 その上でネイトは「作品に新鮮味を感じてほしいのです。皆さんが、前にも観たような展開だと感じないように、私たちは細心の注意を払っています」とコメント。本作の時代背景も、ネイトが構想する独自のストーリーテリングに関係しているといい「今までのヒーロー誕生映画と比べて全く異なると思います」と語った。

 マーベル・シネマティック・ユニバースで語られてきた数々のオリジンストーリーとは、どういった形で異なるのか。また、今後のマーベル映画にどう影響するのか。作品の内容に期待が膨らむ。本作は、2019年3月8日全米公開を予定している。(編集部:倉本拓弥)

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