ジェームズ・ガン監督『キャプテン・マーベル』にアイデア提供か
過去のツイートを問題視されマーベル・スタジオの人気シリーズ『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』から解雇されたジェームズ・ガン監督が、同スタジオの新作『キャプテン・マーベル』(3月15日公開)に関わっていたことを、製作総指揮のジョナサン・シュワルツが Comic Book に明かした。
【写真】ジェームズ・ガン監督の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズ
シュワルツは、ガン監督の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017)にも製作総指揮として参加。彼によると、解雇騒動が持ち上がる前に『キャプテン・マーベル』の脚本に目を通したガン監督と「少しだけ話し合いを持った」という。
本作の悪役とされているスクラル人は、自在に姿を変えることができる異星人。ジョナサンによると、製作陣は彼らの能力でいかに“遊ぶ”かに頭をひねっていたようで、結果的に「わたしたち独自の見せ方をすることができました」と自負。同時に「しかし、ジェームズがいくつかのアイデアを提供してくれたことは、とても有用でした」と語った。
実際にガン監督のアドバイスが劇中で反映されているのかは不明だが、解雇騒動の以前、ガン監督は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズだけでなく、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(4月26日公開)以降のマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の展開について、マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギと構想を練っていると伝えられていた。そのため、『キャプテン・マーベル』の製作に何らかの形で携わっていたとしても不思議な話ではない。
ガン監督を失った『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズは、3作目の制作が棚上げ状態となっている。一方で、当のガン監督は、マーベルを解雇された後、ライバルのDC/ワーナー・ブラザースにより『スーサイド・スクワッド』続編の脚本家として雇われたことが、Deadlineなどの報道で明らかになっている。(編集部・入倉功一)