ジョニー・デップ、元妻を名誉棄損で訴え アンバー・ハードに50億円求める
俳優のジョニー・デップが、自身の元妻で女優のアンバー・ハードを名誉棄損で訴えたとDeadlineやPEOPLE.comが報じている。
【動画】2015年には一緒に来日 ジョニー・デップとアンバー・ハード
同サイトによると、ジョニー側の弁護士は、昨年12月にアンバーがワシントン・ポストに寄せた寄稿文を問題視。ジョニーの名前は挙げなかったが、自分が家庭内暴力(DV)の被害者であるという前提で書かれたものであるといい、5,000万ドル(約55億円・1ドル110円計算)の名誉棄損訴訟を起こしたという。さらに「彼女は家庭内暴力の被害者ではなく、加害者だ」と主張し、アンバーの申し立てはデマだとしている。昨年の英国における名誉棄損訴訟において、ジョニーは、自分こそアンバーから暴力を振るわれたと訴えている。
ジョニーは2012年6月に14年間パートナーとして事実婚状態だったヴァネッサ・パラディと破局。その後『ラム・ダイアリー』で共演したアンバーとの熱愛が発覚し2015年2月に結婚したが、2016年にアンバーが離婚を申請し、デップからDVを受けていたと主張。ジョニーがアンバーに和解金約700万ドル(約8億500万円)を支払う形で合意に達した(和解金は、慈善団体に寄付された)。
今回の訴えについてアンバー側の弁護士は、「この軽薄な行動は、ジョニー・デップがアンバー・ハードに沈黙を守らせようとするための、新たな試みのひとつにすぎません」とDeadlineにコメント。「彼女が沈黙することはない」と続け、デップ側の“嫌がらせ”を終わらせるためにも勝利するとも語ったとのこと。一方、デップ側からは訴訟についての問い合わせに対する返答はないという。
ジョニーは近年、泥沼離婚劇で酒乱ぶりやDV疑惑が浮上しただけでなく、すさまじい浪費癖によって破産寸前であるなどと騒ぎ立てられるなど、プライベートは散々な状態。一方のアンバーは、ヒロインを務める映画『アクアマン』が世界的なヒットを記録しており、キャリアが上向きはじめた。(西村重人)