西島秀俊、やりたいことは口に出すべき!可能性を信じる大切さ説く
俳優の西島秀俊が3日、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われた映画『ダンボ』公開御礼舞台あいさつに出席し、新年度に新たなスタートを切る人々に向けてメッセージを送った。
ディズニーの名作アニメーションを、鬼才ティム・バートン監督が実写化した本作は、大きな耳を持つ赤ちゃん象ダンボがサーカスの仲間と共に、引き離された母象の救出に挑むさまを描いたファンタジー。西島は本作の日本語吹替版で、主人公ホルト(コリン・ファレル)の声を担当した。
この日は西島をはじめ、日本語吹替版でホルトの娘ミリー役を務めた遠藤璃菜と、息子ジョー役の岡部息吹も登壇。今月1日には、元号が「平成」から「令和」へと変わることも発表され、遠藤と岡部は、新たな気持ちで未来に向かっていくうえでチャレンジしたいことを問われると、「陶芸に挑戦したい」「恥ずかしいことも勇気を出してやりたい」と力強く宣言。
そんな二人の言葉に西島は「素晴らしい。可能性が無限に感じられる」と称賛。幼少期は「自分がやりたいと思っていることを口に出すことがどうしても恥ずかしくて苦手だった」と話すと、「でも、あるとき『映画の仕事に関わりたい』と思いを口に出したことで、運命が転がりだしたんです」と告白。「自分の可能性を信じて、やりたいことは口に出していうといい」と自身の体験談を交えてアドバイスを送った。
また西島は、コンプレックスである大きな耳を個性に変えたダンボについて、「僕も不器用な人間で、俳優としても芽が出ない時期が長かった。人より時間がかかったと思っていますが、それをマイナスにとらえるのではなく、地道に一歩ずつ進むことが個性かもしれないと思うようになったんです」と自分と重ねるように語っていた。(磯部正和)
映画『ダンボ』は公開中