『アラジン』ウィル・スミス、ディズニーの魔法は本当にある!
ディズニーの新作映画『アラジン』のUSプレミアが現地時間21日に米ハリウッドのエルキャピタンシアターで行われ、ジーニー役のウィル・スミスが登場。「僕は、ディズニーの魔法って本当にあるんだなと思ったよ」と作品について語った。
「ディズニーはそれぞれのストーリーの核心に、人の子ども心を呼び起こす何かを入れられるんだと思う。人を微笑ませ、感謝の気持ちを覚えさせる何かをね」と続けたウィル。「僕がジーニーに共感したことのひとつに、彼が閉じ込められていることにある。彼はすごいパワーを持っているが、同時に囚人でもあるんだよ。僕自身もまさに、ウィル・スミスというものに閉じ込められているような感じがしていた。でも、この2年の間に、僕は少しずつウィル・スミスというものから離れ、自分自身を見つけ、自由を得るようになっていた。その後の最初の作品が『アラジン』だったわけだよ」と作品への並々ならぬ思いを口にした。
また、アラジン役のメナ・マスードは「僕はここにいるキャストと、ガイ(・リッチー監督)、そしてディズニーのことを、とても誇りに思っているんだ。この映画を観た少年や少女たちは自分のように思えるキャラクターに出会えるんだよ!」とコメント。
ジャスミンを演じたナオミ・スコットは本作のために新たに制作された新曲「スピーチレス」に関して「私自身にとって(スピーチレスを歌うのは)とてもエモーショナルな体験になった。自分自身の、あえて最も弱い部分を使って、ジャスミンが乗り越えようとしていることに触れようとした」と紹介した。
見所を聞かれたガイ・リッチー監督が「全部だね!」と自信満々に語った本作は、貧しくも清い心を持つ青年アラジンと王女ジャスミンの恋、魔人ジーニーが宿る魔法のランプをめぐる冒険を描いた作品。日本語吹替版には中村倫也(アラジン)、木下晴香(ジャスミン)、山寺宏一(ジーニー)、北村一輝(ジャファー)が参加している。日本での公開は6月7日から。(編集部・海江田宗)