山崎賢人と土屋太鳳、実写「今際の国のアリス」でW主演
麻生羽呂が原作の人気コミック「今際の国のアリス」(いまわのくにのありす)をNetflixのオリジナルシリーズとして実写化する作品で、山崎賢人と土屋太鳳がW主演を務めることが明らかになった。NHK朝の連続テレビ小説「まれ」、映画『orange-オレンジ-』などでも共演してきた2人は、今回が4度目の共演となる。
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「今際の国のアリス」は廃墟と化した渋谷を舞台に、壮大な“げぇむ”が繰り広げられるサバイバル・サスペンスコミック。山崎とタッグを組んだ映画『キングダム』が大ヒットを記録したばかりの佐藤信介監督が実写版のメガホンを取り、2020年の配信を予定している。山崎はやりきれない日常に苛立つ無職の有栖(アリス)良平を、土屋が“げぇむ”の会場でアリスと出会う驚異の身体能力を誇るクライマー・宇佐木(ウサギ)柚葉を演じる。
出演決定に際して山崎は「世界レベルの大規模な日本のコンテンツを作ろうという企画にとても惹かれ、しかも佐藤監督とまたこうして大きな作品に挑戦できるということで出演を決意しました」とコメント。「この作品は精神的にも体力的にもとても苦しい撮影になると思いますが、共に大変な時期を乗り越えてきた土屋太鳳ちゃんと今、また一緒に頑張れることを嬉しく思っています」と続けた。
一方の土屋も「様々な捉え方はあると思いますが、私はこの物語は、非常にリアルな世界を描いていると思います。演じるというより、私自身が“げぇむ”に参加する気持ちで勝負し、がむしゃらに取り組もうと思います」と意気込んでいる。
今作は全世界190か国に配信されることが決まっており、そのことについて山崎は「作品を作る中で新しい時代に向けて挑戦していくことはとても大切なことだと感じています。この作品を通して新しい表現、新しい日本のコンテンツを世界中に発信できればと思います」と語り、土屋は「世界への移動時間が短くなっても、文化や歴史の中には壁や溝がまだまだありますし、命に向き合う表現は本当に難しいですが、感動という衝動の力を信じ、作品を通して、その衝動の種を蒔きたいと思います」としている。(山崎賢人の「崎」は「たつさき」が正式表記)(編集部・海江田宗)