これ以上なくウェス・アンダーソン!豪華キャスト集結『フレンチ・ディスパッチ』初予告が公開
『グランド・ブダペスト・ホテル』などで知られるウェス・アンダーソン監督の新作映画『ザ・フレンチ・ディスパッチ(原題) / The French Dispatch』から、初となる予告編(海外版)が公開された。とにかくかわいいオシャレな美術に自在に変わるアスペクト比まで、これ以上なくウェス・アンダーソン! な世界観にファンは夢中になってしまうはずだ。
架空の20世紀のフランスの都市で発行された、アメリカの雑誌「ザ・フレンチ・ディスパッチ」の最終号に掲載された三つのストーリーを描く本作。「ザ・フレンチ・ディスパッチ」は世界の政治、芸術(崇高なのもそうでないのも)、そしてさまざまな人をフィーチャーした記事から成る週刊誌で、その編集長アーサー・ハウイッツァー・Jrをビル・マーレイが演じている。モデルとなったのは、雑誌「ザ・ニューヨーカー」の創始者ハロルド・ロスだ。
予告編は「ザ・フレンチ・ディスパッチ」の編集長と記者たち(ティルダ・スウィントン、オーウェン・ウィルソン、フランシス・マクドーマンド、ジェフリー・ライトら)を紹介するところから始まり、彼らが書いた記事が「Story1(刑務所の芸術家について)」「Story2(政治について)」「Story3(警視総監の私的なダイニングルームについて)」として次々と描かれていく。ベニチオ・デル・トロ、エイドリアン・ブロディ、レア・セドゥ、ティモシー・シャラメ、マチュー・アマルリックら豪華キャストも勢ぞろいしている。
アンダーソン監督が「ジャーナリストたちへのラブレター」だと語る本作は、7月24日の米公開を予定している。(編集部・市川遥)