『007』新作、11月まで世界公開延期が決定…新型肺炎の影響
映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の世界公開が、新型コロナウイルス感染拡大を受けて今年11月以降に延期となった。MGM、ユニバーサル、そしてプロデューサーのマイケル・G・ウィルソン&バーバラ・ブロッコリが発表した。
世界公開は来月の予定だったが、11月まで延期に。本国イギリスでの11月12日の公開を皮切りに、世界で公開されることになる。アメリカでの公開は11月25日に決定した。日本の配給元である東宝東和株式会社によると、日本公開日については現在調整中とのこと。
MGM、ユニバーサル、プロデューサーのウィルソン&ブロッコリは「本日、慎重な検討と、世界の映画館のマーケットの評価を通して、『ノー・タイム・トゥ・ダイ』の公開を2020年11月まで延期することを発表します」と声明を出した。先月には、4月に予定されていたダニエル・クレイグら主要キャストが参加する中国プレミアや、中国各都市をまわる宣伝ツアーのキャンセルが明らかになっていた。新型コロナウイルス感染拡大は特にアジアの映画産業に打撃を与えており、通常営業に戻るまで公開自体を延期するという判断になったようだ。
主演のダニエルは本作をもってジェームズ・ボンド役引退を表明している。(編集部・市川遥)