『ドクター・ストレンジ』続編、監督はサム・ライミ!本人が認める
マーベル映画『ドクター・ストレンジ』の続編『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス(原題) / Doctor Strange In The Multiverse Of Madness』の契約交渉に入っていたサム・ライミ監督が、同作のメガホンを取ることを認めたと ComingSoon.net ほか各メディアが報じた。
ドクター・ストレンジの名前が登場する『スパイダーマン2』【画像】
『ドクター・ストレンジ』続編は当初、前作に引き続きスコット・デリクソン監督がメガホンを取る予定だったが、創作上の相違を理由に降板。後任監督として名前が挙がったのが、アメコミブームの火付け役となった『スパイダーマン』(2002)3部作で知られるライミ監督だ。
製作総指揮を務めたホラーシリーズ「50・ステイツ・オブ・フライト(原題) / 50 States of Fright」に関連した ComingSoon.net 含む複数媒体との電話インタビューで、ライミ監督は、『スパイダーマン2』のワンシーンでドクター・ストレンジの名前が出たことについて言及。「幼少期からドクター・ストレンジは、スパイダーマンやバットマンに次いで好きだった。素晴らしいアメコミキャラの中で、彼は第5位だ。『スパイダーマン2』であのシーンを撮った時、まさか自分が『ドクター・ストレンジ』の映画を製作するとは思ってもなかったよ。偶然でも、あのセリフが出てきたのは面白いことだね」と続編に携わっていることを明言しており、「私が企画に携わるとわかる、先見の明を持っていればよかった」と付け加えている。
『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス(原題)』は発表時、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)初のホラー要素が強い作品になるとも伝えられた。『死霊のはらわた』『ドント・ブリーズ』といったホラー映画のプロデューサーとしても活躍するライミ監督は、まさに適任と言えるだろう。
ベネディクト・カンバーバッチが再びドクター・ストレンジを演じる本作は、マーベル実写ドラマ「ワンダヴィジョン(原題) / WandaVision」とリンクする作品となり、スカーレット・ウィッチ役のエリザベス・オルセンも出演する。2021年11月5日全米公開に向けて、6月にも撮影が開始される予定だ。(編集部・倉本拓弥)