今夜から!綾野剛&星野源「MIU404」見どころ語る
新型コロナウイルス感染拡大の影響で放送延期となっていた綾野剛、星野源主演のTBS系ドラマ「MIU404」(※読み:ミュウ・ヨンマルヨン 毎週金曜よる10時~※初回15分拡大)が、本日(26日)からスタートとなる。放送を前に、20日にリモートで行われた会見から見どころを振り返ってみた。
本作は、警察内部で“何でも屋”と揶揄される初動捜査のプロフェッショナル「機動捜査隊」(通称:機捜)が、24時間のタイムリミットの中で事件解決を目指す一話完結のオリジナルストーリー。大ヒットドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(2016)の野木亜紀子が脚本を務め、ドラマ「コウノドリ」から2年半ぶりの共演となる綾野と星野が、警視庁刑事部・第4機動捜査隊の隊員としてバディーを組む。共演に岡田健史、橋本じゅん、麻生久美子、渡邊圭祐、金井勇太、生瀬勝久ら。
目玉は、共演経験があり気心が知れている綾野と星野が演じるバディー。綾野は演じる伊吹藍(いぶき・あい)について「野性的な、感覚だけでどんどんいってしまうというか、本能的な人。運動神経ピカイチで機動力という意味では相当強い部分をもっていて、なかなか気持ちがいい男」と紹介。星野は志摩一未(しま・かずみ)を「冷静沈着で自分の感情に流されない捜査をする。推理力はピカイチで警察としての能力はすごく高い。だけど、人を信じていない。刑事として、犯人、容疑者を最後まで見極めていく能力は大事ではあるんですけど、彼は自分のことも信じていない」と話し、なぜ彼が自分のことも信じられなくなったのか、回を追うごとにわかっていくという。
ドラマの見どころについて、綾野は「バディー」、星野は「展開」としている。綾野は「九重(岡田健史)と陣馬(橋本じゅん)コンビもそうだし(麻生久美子演じる隊長・桔梗含めた)5人もバディー感でつながれていて、サイドストーリーが一話の中にたくさん隠されている。源ちゃんとはとてもいい関係で、最後まで完走したいと思っています」と星野への信頼をにじませ、伊吹と志摩の関係は「埋め合うのではなくて、お互いで総力を増すという感覚」とも。
一方、星野も2人の関係を「+(プラス)というより×(カケル)という感覚」と綾野に同調。「伊吹と志摩は凸凹感もありつつ、独立した存在だと思います。だけどつながるものがあって、それがどんどん深くなっていく。この関係は僕はあまり見たことがなくて、おそらく『またか』という感覚は一切ないんじゃないかと思う。その新しい関係とか、展開を観ていくうちに2人のバディーというのが、より好きになっていくんじゃないかなという気がします」と自信を見せる。野木の脚本が上がってくるたびに驚きがあったといい、「刑事ドラマって犯人がつかまって終わりだったり、一件落着の場面があると思うんですけど、このドラマではその先、さらにその先がある。それがただ楽しませたい、驚かせたいというのではなくて、ちゃんと理由のある展開になっている。だから繰り返し見ても面白いと思います」と野木のストーリーテリングに舌を巻いていた。
会見では視聴者からの質問コーナーもあり、「伊吹の衣装のこだわりポイントは?」との質問が。綾野は「伊吹の男っぽさではなく、男の子っぽさ。ストリート感といいますか。どこにいてもなじめそうな雰囲気。いわゆる警察っぽくないというところを意識していて、いつもラフに見えて、洋服が好きなのかなというニュアンスも。彼の趣味嗜好が垣間見えたらいいなと思っています」と答えていた。
「カット割りも撮影の仕方も、今まだ見たことがないカーアクションもあるので楽しんでいただけたら幸いです。一話完結ですがサイドストーリーも注目してほしいです」(綾野)、「最低3話まで観たら全部観たくなるはず」(星野)という本作。予告動画には伊吹と志摩が疾走する姿や車中の様子もあり、2人のバディー感への期待が高まる。(編集部・石井百合子)