マーベル社長、コロナ禍がMCUフェーズ4の物語に与える影響は軽微
マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギが、「Disney+ (ディズニープラス)」で15日から配信されるドラマ「ワンダヴィジョン」をもってスタートする、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)“フェーズ4”の主要なストーリーに、新型コロナウイルスが与えた影響は大きくないと、The New York Times に語っている。
MCUが新たなスタートを切る“フェーズ4”は、もともとスカーレット・ヨハンソン主演の『ブラック・ウィドウ』(4月29日公開予定)で幕を開ける予定だったが、新型コロナウイルスの影響で全米公開が延期。『エターナルズ(原題)』『シャンチー・アンド・レジェンド・オブ・テンリングス(原題)』、そしてドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」に続く予定だった「ワンダヴィジョン」が先陣を切ることになった。
綿密なシリーズ展開で、『アベンジャーズ/エンドゲーム』までの壮大なストーリーを完結させたMCUだけに、その影響は計り知れないものかと思いきや、ファイギは、慎重に計画された根幹となる物語は大きな影響を受けていないと、同サイトに明かしたという。「もし『エンドゲーム』への準備期間である2018年から2019年にこのような形で中断をされていたら、さらに大きな頭痛の種になっていたでしょう」というファイギは、現在のプロジェクトが「うまくいっている」と証言。2020年内を予定していた配信開始が延期された「ワンダヴィジョン」の遅れは、数週間にとどまっている。(編集部・入倉功一)