猪野広樹「REAL⇔FAKE」ライバル役に「ひと波乱、ふた波乱も起こしたい」
俳優の猪野広樹が31日、都内で行われたMBS/TBSドラマイズム枠にて6月15日から放送予定のドラマ「REAL⇔FAKE 2nd Stage」1話先行試写・完成披露トークイベントに来場し、ライバル役を務めることについて「ひと波乱、ふた波乱も起こしたい」と意気込んだ。
イケメンずらり!「REAL⇔FAKE 2nd Stage」キャストたち【写真】
本作は、2020年9月に放送された前作「REAL⇔FAKE」で描かれた復讐劇から数か月後の物語が展開する。新体制で活動を再開したユニット「Stellar CROWNS」の前に、「Stellar CROWNS with 朱音」のアーティスト活動を休止した朱音がプロデュースするライバルユニット「ASTRA RING(アストラリング)」が登場。しかもこのユニットメンバーの卯野紘希(猪野)と稲森弥月(笹森裕貴)は、10年前に凪沙(荒牧慶彦)と育田悠輔(植田圭輔)と共にアイドルグループとして活動していた過去があり、メンバー5人は動揺を隠せない。そんな中、狙いすましたかのように「Stellar CROWNS」にスキャンダルが襲いかかる。
この日のイベントには、新プロジェクト「ASTRA RING」をプロデュースするクイーンレコードの新社長・朱音役の蒼井翔太、ユニット「Stellar CROWNS」のメンバーを演じた荒牧、植田、佐藤流司、松村龍之介、和田雅成、フリーの映像ディレクターで朱音の親友・守屋役の染谷俊之、弥月役の笹森も登壇した。
およそ1年半ぶりの共演となった「Stellar CROWNS」のメンバーたちは、久しぶりの共演に和気あいあいとしており、荒牧も「このメンバーといると落ちつきます」と久々の続編に絆も深まっている様子。一方、今回のシーズンで初参加となる猪野は、別の舞台などで共演経験があるキャストも多かったようで、「『Stellar CROWNS』のメンバーの仲がいいのはひしひしと伝わってきます。(ライバルの)卯野紘希を演じるにあたって、このメンバーの仲の良さにひと波乱、ふた波乱おこしてやろうかなと。それがいい形になったらいいなと思います」と意気込んだ。
一方、朱音役の蒼井は、シーズン2の見どころとして「ライバルユニットが出てくるので、ここからすごく熱い展開となるので楽しみです」と語ると、「誤解を恐れずに言うと、ライバルって嫌なイメージだったり、プレッシャーを与えるだけのイメージがあるかもしれませんが、この2人にはそれだけじゃないものがあると思います。そしてそれを経ての『Stellar CROWNS』のメンバーの成長も見られると思いますので、注目してください」と付け加えた。
そしてこの日はタイトルにちなみ、「FAKEみたいなREALな話」というテーマで語り合った登壇者たち。フリップに「空から……」と書いた猪野は、「1年くらい前だったと思うんですけど、普通に仕事から帰ってきて、僕は疲れていると空を見るくせがあるんですけど、空を見たら隕石が降ってきたんですよ。バチバチバチと赤いのが出てきて消えたんです。本当に隕石だと思ったんですけど、(ネットで)検索をしても(隕石情報は)一個も出てこなくて。僕だけが見た隕石。信じるか信じないかはあなた次第です」と述懐。染谷ら、ほかの登壇者たちからも「疲れていたんじゃないの?」などと不思議がられていたが、猪野も「なんだったんだろう」と首をかしげることしきりだった。
そんなイベントも終盤となり、キャストを代表して最後のメッセージを求められた蒼井は「セカンドステージは今の時代ならではの内容になっていると思います。今の世の中は、何がリアルで、何がフェイクかというのが溢れていると思いますけど、このドラマでもそれをサスペンス要素をからめて描き出しているので、ぜひ楽しみにしていただきたいなと。全4話、あっという間に駆け抜けていきますので、ぜひ見守っていただきたい」と呼びかけた。(取材・文:壬生智裕)
ドラマイズム「REAL⇔FAKE 2nd Stage」は6月15日スタート、MBSにて毎週火曜24時59分~放送
TBSにて毎週火曜25時28分~放送