宮野真守“最強の陰キャ”役『ザ・スーサイド・スクワッド』吹替版に自信
声優の宮野真守が9日、都内で行われた映画『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』(8月13日公開、R15+)ジャパンプレミア試写会に登壇。“最強の陰キャ”というキャラクターの声を担当した宮野は「僕、こんなに明るいのに“陰キャ”多いですよ」と話すと、楽しみながら役に挑んだことを明かした。この日は、山寺宏一、ファーストサマーウイカも来場した。
本作は、DCコミックスの悪役たちを集めて結成された「ザ・スーサイド・スクワッド」が、巨大な敵に立ち向かう姿を描くアクション。クレイジーなハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)、最強スナイパーのブラッドスポート(イドリス・エルバ)、敵をチーズに変える能力を持つポルカドットマン(デヴィッド・ダストマルチャン)ら凶悪な犯罪者たちが、成功すれば刑期短縮、失敗すれば即死、命令に背けば首に埋め込まれた爆弾で殺されるという命懸けのミッションに挑む。
極彩色の水玉で敵をチーズに変える“最強の陰キャ”ポルカドットマン役の宮野は、「ヤベー奴です。内気だけど能力が本当にヤバいです。水玉出ます。で、相手を倒します。ボッコボコに穴をあけちゃうんです」と説明すると、「ポルカドットマンがなんでああなったか? という精神性にグッときたので、そこから本質的に内気なキャラを演じられればいいと思いました。なので、第一声がわからなくてオチみたいな言い方をしたんですけど、そういうふうにしなくていいとおっしゃっていただいたので、意外と真っすぐ演じています」と役づくりを紹介した。そして、「楽しかったです」とにっこり。そんな宮野が声を吹き込んだポルカドットマンについて、山寺が「最初は、なんだコイツと思いましたけど、だんだん愛おしくなってくる」と明かすと、ファーストサマーウイカも「この物語のキーマンですよね」と話していた。
また、宮野は、コメディー作品は言葉のチョイスが重要であることに触れながら「翻訳が素晴らしい。ふざけているのではなく、やり取りで笑えるのが本当に面白い」と日本語吹替版にも大いなる自信を見せた。
スーパーマンを半殺しにした罪で服役中の世界最強スナイパー、ブラッドスポートの声を演じる山寺は、イドリス・エルバの声を担当するのは3回目だそうで「ものすごいガタイで迫力があって、セクシーで大好きな俳優さん」と明かす。しかし、「(収録中に)いっぱい絡む人が大塚明夫さんとか、宮内(敦士)さんとか、すごい声をしているんですよ」と渋い顔を見せると、「そこに負けまいと一生懸命頑張りました」と力が入ったことを告白。宮野は「このやり取りが格好いいんです」とベテラン勢の掛け合いを思い返して感心していた。(錦怜那)