クリストファー・ノーラン最新作エミリー・ブラントが出演交渉中
女優のエミリー・ブラントが、『TENET テネット』『ダークナイト』のクリストファー・ノーラン監督が手掛ける新作映画『オッペンハイマー(原題) / Oppenheimer』への出演を交渉中だとDeadlineほか各メディアが報じた。
“音を立てたら即死”『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』本編映像
「原爆の父」として知られる米物理学者ロバート・オッペンハイマーを題材にした本作でノーラン監督は、『バットマン ビギンズ』『ダンケルク』などでタッグを組んだキリアン・マーフィをオッペンハイマー役に起用。エミリーは、ロバートの妻の“キティ”ことキャサリン・ヴィセリング・オッペンハイマーを演じる予定だという。交渉がまとまれば、エミリーとキリアンは、コロナ禍にありながら大ヒットを記録した『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』(2020)に続く共演となる。
脚本は、ピュリッツァー賞を受賞した伝記「オッペンハイマー : 『原爆の父』と呼ばれた男の栄光と悲劇」を基にノーラン監督が執筆。撮影監督のホイテ・ヴァン・ホイテマ、編集のジェニファー・レイム、音楽のルートヴィッヒ・ヨーランソンなど『テネット』組が再結集する。
米ワーナー・ブラザースと長年にわたり親密な関係を築いてきたノーラン監督だが、同社が2021年劇場公開の新作をアメリカで同時配信すると一方的に発表したことで決別。『オッペンハイマー(原題)』の配給は、米ユニバーサル・ピクチャーズが手掛けることになり、ノーラン監督と同社の間では、新作映画を封切りから100日間は配信しないなどの契約が結ばれたと報じられている。映画は2023年7月21日に全米公開予定。(編集部・入倉功一)