「鎌倉殿の13人」絶世の美少年、義高に大姫も夢中! 意外な趣味も話題
10日に放送された三谷幸喜脚本、小栗旬主演の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK総合ほか)の第14回で、木曽義仲の嫡男・源義高(冠者殿/八代目・市川染五郎)が、源頼朝と政子の娘・大姫の許嫁という名目のもと鎌倉へ送られ、たちまち女性たちを魅了するさまが話題を呼んだ。安徳天皇、八重さん、三種の神器のほか、義高くん、セミの抜け殻もTwitterトレンド入りした(※ネタバレあり。第14回の詳細に触れています)。
本作は、野心とは無縁だった伊豆の若武者・北条義時(小栗)が鎌倉幕府初代将軍・源頼朝(大泉洋)にすべてを学び、武士の世を盤石にした二代執権に上り詰めていくさまを追う物語。第14回「都の義仲」では、木曽義仲(青木崇高)を軸に、源氏の棟梁を巡る争いが展開。義仲は平家の追討軍を撃退して上洛し、敗れた平宗盛(小泉孝太郎)は三種の神器とともに都を落ち延びた。頼朝が義仲の活躍に焦る一方、後白河法皇(西田敏行)は教養のない義仲を嫌い、両者の関係に暗雲が。そんななか、義仲が平家と通じている噂を聞いた頼朝は、弟・義経(菅田将暉)を大将とし義仲討伐を決意する。
大姫(落井実結子)の許嫁として鎌倉に迎えられた義高だが、その実は頼朝がライバルである義仲を平家に近づけないための“人質”。義仲は勇猛果敢で懐の深い男だが、都を知らず無作法ゆえに頼朝らからは“山猿”扱いされている。政子はまだ幼い愛娘をその“山猿”の息子と結婚させることに猛反対していたが、現れた義高は絶世の美少年。気品漂い、優雅なたたずまいに政子はたちまち魅了され、一転して大姫との婚約を「よろしいのではありませんか」と大歓迎。
大姫も義高を“冠者殿”と慕い、仲睦まじい様子に政子もほっこり。大姫の乳母を務める比企の道(堀内敬子)も政子と同様、「まあ、よいお顔立ち!」と義高の美貌に心奪われた様子だった。義高は女性たちのみならず、畠山重忠(中川大志)や和田義盛(横田栄司)の間でもその好青年ぶりが人気を博し、義高と義経のやりとりでは、義高の意外な趣味も話題に。セミの抜け殻を集めるのが好きで、512匹分あると目を輝かせる義高に、義経が「あまり人に言わない方がいいぞ……」と突っ込みを入れるほほえましい場面もあった。
前回・第13回で初登場するなり「美しい」「麗しい」と話題沸騰だった染五郎だが、政子ら劇中の女性たちと同様、視聴者も「夢のように美しい」「眉目秀麗」「とんでもなく美少年」「異次元レベル」と沸き立っている。
終盤、父を殺しに向かう義経らを哀し気に見送る義高。義時に「九郎殿が不憫でなりません。父に戦でかなうはずがありません」つぶやく義高だが、義仲が死ねば一蓮托生の運命。その胸中に沈痛の声も挙がっていた。(編集部・石井百合子)