俳優レイ・リオッタさん67歳で死去 『グッドフェローズ』など
映画『グッドフェローズ』などへの出演で知られる俳優のレイ・リオッタさんが、新作を撮影中のドミニカ共和国で亡くなったと、The Hollywood Reporter ほか各メディアが報じた。67歳だった。
広報担当者によると、リオッタさんは、新作『デンジャラス・ウォーターズ(原題) / Dangerous Waters』の撮影で滞在していたドミニカ共和国で亡くなった。担当者は25日の夜、または26日の早朝に「ホテルで睡眠中に亡くなった」と説明しているといい、詳しい死因などは報じられていない。
1954年12月18日にニュージャージー州ニューアークで生まれたリオッタさんは、マイアミ大学で演劇を学び数々の舞台に出演。卒業後はニューヨークに渡り、1986年の『サムシング・ワイルド』で本格映画デビュー。ケヴィン・コスナー主演の名作『フィールド・オブ・ドリームス』(1989)を経て、マーティン・スコセッシ監督の犯罪伝記ドラマ『グッドフェローズ』(1990)で主人公ヘンリーを演じて注目を浴びた。
『不法侵入』(1992)、『乱気流/タービュランス』(1997)など悪役でも鮮烈な印象を残し、『アンフォゲタブル』(1996)、『NARC ナーク』(2002)、『ハンニバル』(2002)などに出演。2005年には、ゲスト出演した「ER XI 緊急救命室」でエミー賞を受賞。近年もドラマ「シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察」(2016~2018)やNetflix映画『マリッジ・ストーリー』(2019)、『ソプラノズ ニューアークに舞い降りたマフィアたち』(2021)に出演するなど、精力的に活動していた。(編集部・入倉功一)