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「鎌倉殿の13人」オンベレブンビンバって何?謎のサブタイトル話題

哀しみに包まれた第36回「武士の鑑」より
哀しみに包まれた第36回「武士の鑑」より - (C)NHK

 25日に放送される小栗旬主演の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK総合ほか)第37回の「オンベレブンビンバ」という謎のサブタイトルが注目を浴びている(※一部ネタバレあり)。

【画像】神回と話題の第36回

 本作は、鎌倉時代を舞台に、野心とは無縁だった伊豆の若武者・北条義時(小栗)が武士の世を盤石にした二代執権に上り詰めていく物語。18日放送の36回「武士の鑑」では、義時の盟友でもある武蔵の武将・畠山重忠(中川大志)がいわれなき謀反の疑いをかけられ、誇りを守るために哀しい決断を下すさまが描かれた。長きにわたって苦楽を共にしてきた和田義盛(横田栄司)、そして義時と戦わざるをえない状況に追い込まれた畠山。とりわけ義時との拳での殴り合いが話題を呼び、小栗が主演を務めた映画『クローズZERO』を彷彿とさせるという声も目立った。

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 畠山の運命に多くの視聴者から涙の感想が寄せられる中、次回予告で出現した見慣れないワード。混乱した視聴者は一斉にこの言葉を調べ出したようで、SNS上では「オンベレブンビンバって……?」「調べてもわからない」とどよめきが。その後も騒ぎは収まらず、現在は「#鎌倉殿オンベレブンビンバ知ったかぶり選手権」なるハッシュタグが立ち上がり、言葉遊びでにぎわうまでになっている。

 ちなみに次回あらすじは、「政子(小池栄子)、大江広元(栗原英雄)らと新体制を始動させた義時(小栗旬)は、泰時(坂口健太郎)を自身のそばに置き、強い覚悟で父・北条時政(坂東彌十郎)と向き合う。一方、時政を蚊帳の外に置かれ憤慨するりく(宮沢りえ)は、娘婿・平賀朝雅(山中崇)を担いで対抗することを画策。三浦義村(山本耕史)を誘い、反撃ののろしを上げる。北条家内の対立が激化する中、源実朝(柿澤勇人)は和田義盛(横田栄司)のもとへ……」というもの。父・時政に対し「正しく政を行えない者」として見限った義時の、父子の確執が焦点になってきそうだが「オンベレブンビンバ」は果たして回収されるのか。

 なお、大河のサブタイトルといえば2017年放送の柴咲コウ主演による「おんな城主 直虎」も話題に。名作小説や映画をパロッたものが多く、「城主はつらいよ」(『男はつらいよ』)、「第三の女」(『第三の男』)、「ぬしの名は」(『君の名は』)、「女たちの挽歌」(『男たちの挽歌』)、「嫌われ政次の一生」(『嫌われ松子の一生』)、「井伊を共に去りぬ」(『風と共に去りぬ』)、「信長、浜松来たいってよ」(『桐島、部活やめるってよ』)など(カッコ内は元ネタと思われる作品)。遊び心あふれるネーミングで視聴者を楽しませていた。

 「鎌倉殿の13人」では先ごろ、第30回で瀬戸康史演じる北条時連(ほうじょう・ときつら)の改名を巡る場面で謎のテロップ「トキューサ」が映し出される珍事も。三谷幸喜が手掛けた、笑いとシリアスのふり幅が著しく大きい脚本により回を追うごとに反響も増しており、何が起きるかわからないのも楽しみの一つ。(編集部・石井百合子)

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