実写版『リトル・マーメイド』アリエル女優ら美麗ドレスでワールドプレミア登場
ディズニー実写版『リトル・マーメイド』(6月9日全国公開)のワールドプレミアが現地時間8日にアメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、主人公アリエルを演じる新人女優ハリー・ベイリーをはじめとするキャストやクリエイター陣が出席、映画の完成を祝福した。
実写版キャスト集合!『リトル・マーメイド』ワールドプレミア【画像】
本作は、アンデルセン童話「人魚姫」をディズニー風ミュージカルに仕立てた1989年の名作アニメーション映画を、『メリー・ポピンズ リターンズ』『シカゴ』のロブ・マーシャル監督が実写映画化したファンタジー。
主演のハリーは、ビヨンセに才能を見出された歌唱力の持ち主で、オーディションでアリエル役を勝ち取った新鋭。待ちに待った映画の披露を前に「日本の皆さん、大好きです! 映画を楽しんでくださいね」と日本の観客に向けてメッセージを送った。
プレミア会場には、ハリーに加え、メリッサ・マッカーシー(アースラ役)、ジョナ・ハウアー=キング(エリック王子役)、ハビエル・バルデム(トリトン王役)、ジェイコブ・トレンブレイ(フランダー役)、オークワフィナ(スカットル役)、ダヴィード・ディグス(セバスチャン役)などオールキャストが集結。アニメ版に続き音楽を担当するディズニー音楽の巨匠アラン・メンケンほかスタッフ陣、さらに、アニメ版でアリエルの声を担当していたジョディ・ベンソンも出席した。
メンケンは、ハリーの魅力について「まず、素晴らしい歌声なんだ。そして、歌にポップなエッジを与え、それが曲のクラシックな部分と調和している。女優としても素晴らしいんだ」とその歌声を絶賛。マーシャル監督も以前から「ハリーはすばらしい歌声の持ち主で、しかも彼女には、この世のものではないような魅力、純粋さ、情熱、強さもあったんだ」と称賛しており、パワフルな歌声を携えたハリーが、自分を信じ、心の感じるままに外の世界へと飛び出していくアリエルを通じて、世界中に一歩踏み出す勇気や希望を届けてくれるだろうとの期待感を口にする。
アニメの名曲に加え、メンケンが人気ミュージカル「ハミルトン」のクリエイターであるリン=マヌエル・ミランダと書き下ろした新曲も映画を彩る実写版。本作の音楽について、メンケンは「これ以上嬉しいことはないね。この映画で経験できたこと。私たちが書いた音楽にもね。私たちはこの作品にたくさんの愛情を注いだんだ。それを皆さんとようやくお披露目できることを嬉しく思うよ」と自信をのぞかせている。
また、アースラ役のメリッサは、アリエルのストーリーにも注目してほしいといい「ロブ・マーシャルは、信じられないほど美しく、面白く、魅力的な物語を作り上げたわ。私たちが長い間取り組んだこの作品は、愛の結晶となったの」とコメントしている。(編集部・入倉功一)