『ゴールデンカムイ』4DX版は何がスゴい?3つのポイント
野田サトルの累計発行部数2,700万部を突破する人気漫画を実写化した映画『ゴールデンカムイ』(公開中)。16日よりスタートとなる4DX版の3つの見どころを紹介する(※一部劇場では体験できないエフェクトがあります。詳細は劇場公式サイトで確認)。
明治末期の北海道を舞台に、“不死身の杉元”の異名をとる元陸軍兵・杉元佐一(山崎賢人※崎は「たつさき」)とアイヌの少女・アシリパ(山田杏奈※リは小文字)が、莫大なアイヌの埋蔵金を巡り軍人や脱獄囚らとバトルを繰り広げる本作。4DX版の1つ目の見どころは、冒頭で杉元が身を投じる壮絶な二〇三高地のシーン。爆弾による地響き、銃の弾が近くで飛び交う臨場感。さらに、煙や水の演出など、まるで自分が戦場に降り立ったかのような演出効果が最大限に取り入れられており、山崎のずば抜けた身体能力も相まって杉元の不死身たるゆえんを目の当たりにする。
2つ目は、牙をむいて襲い掛かるヒグマや跳びかかるレタラなど、大自然の動物たちの躍動を感じられるところ。杉元とヒグマとの激戦は、ヒグマの振動や衝撃に息つく暇もないほどの緊張感が漂う。さらには雪や雨、水の演出効果によって、北海道の大自然の魅力をより近くに感じることができる。
3つ目は、馬そりを用いた大迫力のアクションシーン。杉元と第七師団一等卒・二階堂(柳俊太郎※「柳」は木へんに夘が正式表記)との馬そり上での対決、馬そりに引きずられる杉元などのシーンでは座席の揺れがマックスに。雪や煙の演出が臨場感を高め、まるで自分も馬そりの上で一緒に闘っているかのような錯覚に陥る。
本作は公開25日間で観客動員数142万人、興行収入20.8億円を突破。23日には札幌・東京・大阪の3劇場で「応援上映」が開催される。(編集部・石井百合子)