映画「ゆるキャン△」 (2022):映画短評
映画「ゆるキャン△」 (2022)「映画」を作ってやろうという心意気
アウトドアが大好きな女子高生たちを描いたテレビアニメの映画化。社会人になって、できることが格段に増えたけど離れ離れになっていた主人公たち5人が、アウトドアを通して再集合。友情とか、寂れてしまった地方とか、いろいろなものを「再生」するストーリー。上映時間は驚きの2時間! ゆったりとした雰囲気は残しつつ、物語に想像以上の起伏があるあたり、ありきたりのファンムービーではなく「映画」を作ってやろうという制作陣の意気込みが感じられる。登場人物が誰もけっして否定的なことを言わず、足も引っ張らず、コツコツ前進していくさまが心地良い。キャンプに行きたくなるというより、仕事を頑張ろうという気持ちになる映画。
この短評にはネタバレを含んでいます